そのリフォーム大丈夫？

リフォームをする前に、行動の早い方は何件かのリフォーム業者に相談したり、資料などを取り寄せていたり、数件の業者に目星をつけていると思います。
そこで、まず確認して欲しいのが、業者の所在地です。
「名前をよく見かける」「通りがかりに現場を見たことがある」など、その町で長年仕事をし、地域の方々にも認識されている業者であれば、実際にその業者を見に行くことも可能ですし、長年その地域で仕事が出来ている業者であれば、まず悪い評判はないでしょう。

また、所在地がはっきりしているという意味では、名の通った大手に依頼するのもひとつの方法です。 ただ、アフターメンテナンスのことなどを考えると、近くに居てすぐにかけつけてくれる、地元の業者がより安心だと思います。
※中には大手業者を名乗って悪徳商法をする業者もおりますので、大手業者を選ぶ際は慎重に。

電話で問い合わせたとき、打ち合わせをしたとき、工事のとき、など、リフォームを行うためには様々な段取りを踏まなければなりません。
しかし、この時々に担当者が毎回違うという場合、前回業者に話した内容がすべて書類や口伝えになり、施主様本人のご要望やご希望をとらえ間違えられていることが多いです。
また、「言った。」「言わない。」の問題も発生してきます。
大掛かりな工事になれば、営業担当だけが工事に来るということはほとんどありませんが、工事の初日でさえも営業担当者が来ないという業者は更なるトラブルを招きかねません。
初期の見積もりや打ち合わせのときから、担当者が同じ人物で毎回こちらの要望にこたえてくれるかどうかなど、チェックしておくと安心です。

お宅によく「格安で美しいリフォーム」をうたった業者のチラシがポストに入っていませんか？
うたい文句につられて電話をする前によく確かめてください。
住所はちゃんと記載されていますか？マンションの場合は部屋番号まできちんと載せてありますか？自分たちに関する情報を明らかにしていないところは避けたほうが無難です。
ここでまず、知って欲しいのが、「安いだけが良いリフォームではない」ということです。
安い業者は安いなり秘策があります。
それを包み隠さず公表している業者（展示会で使用したアウトレット商品を使用しているので格安で提供できる、この部分の部品は単価が安いので安く提供できる など）はまだ安心できますが、こちらが質問しても詳しい情報をまったく教えてくれないという業者は安いだけの業者ですので要注意です。
その逆であまりにも高額な見積もりを出して来て、「このリフォームにはこれだけかかる」という簡単な説明のみで、細かい説明がない業者も気をつけた方が良いでしょう。

１・２・３に比べ、ずいぶんあいまいな言い方ですが、「ウマが合うかどうか」は、実は相当に大切な要素なのです。
例えば、「この人に本音を言うと、余計な押し売りをされるのではないか」とお客様が思うような不審な業者であった場合どうでしょう？
工事どころか、打ち合わせも進めることができず、自然消滅状態になってしまいますよね。
また逆に、お客様が「こういうキッチンが良いだけれど・・・」と言われた時に、担当者と感性が合わないと、お客様の意を汲みとることができません。
そのあたりの呼吸や感性は、言葉では説明しづらいものです。
しかし、それが大切な要素であることは、恐らく間違いないでしょう。
だから私たちが何よりも大切にしているのがコミュニケーション。
何度でも、お客様の納得がいくまで話をお聞きし、その方の立場に立ったリフォームを考える。
業者側にその姿勢があれば、大抵の問題はクリアできると思います。